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このページでは、お客様からよくご質問頂く分かりにくい部分、
技術的な部分の説明をしていきます。
ご検討中の方はなおのこと、ご注文の際などにも、ご参考になさってください。
参考になるヒントが隠れているかも!?

プリントに必要な基本要素を、以下にまとめてみました。

  その1:デザイン(版、版下)
  その2:インク等材料
  その3:印刷する物(Tシャツ等)

これから3回に分けて上記の3点について説明して参ります。



〜その1:デザイン(版、版下) 編 〜

 プリントを注文するときに一番引っかかるのが、製版代の値段だと思います。プリント代は数百円でも、製版代が何千円もしてしまいます。そこで今回はその製版代に注目してみたいと思います。
 製版代の内訳は次のようになります。版代+版下代=製版代。よく、版代と版下代を一緒に考えられるお客様がいらっしゃいますが、 版代と版下代は別計算になります。
そこで、「少しでも安く」を考えたときに、予算を削るためのヒントは
 ずばり、上記基本要素のデザイン(版、版下)の版下にあります。
 プリントをするのには版が無くては何も始まりません。その版を作るのに必要な物が、版下になります。
 
 この版下づくりがミソです。
 簡単な版下ならば版下代が安くなり、結果1枚単価が抑えられます。
 逆に複雑な原稿の場合版下代が高くなり、1枚単価が高くなってきます。

 結論から言います。

『イラストレータで入稿されるのが一番安くプリント出来ます』。正確に言うと、版下代がかからないので、結果的に安くなります(例外を除く)。そして、デザインの中に使用されている書体(フォント)は必ずアウトライン化でお願いします。 そうしないと正確にデザインが表示されません。
 何故これが一番安いのかと言うと、例外を除きこちらで手直しせずにそのまま版を作ることができるからです。例外と書いたのは、多色刷りのデザインの場合、こちらで修正をしなければならない場合もありますので、その場合は多少変わってきます。

 しかし、誰もがこのイラストレータを持っているわけではありません。ワープロソフトで描かれる方、年賀状作成ソフトで描かれる方、それからコンピュータを持っていない方、様々です。
  では、その様な方はどのようにデザインを描いたらよいのか、そこが問題です。
順番にご説明します。以下に書かれていることを教えていただけますと、大変助かります。

*イラストレータ以外のドロー系ソフトをご使用の方
   ・イラストレータ型式に変換出力をしてください。
*フォトショップなどのペイント系ソフトご使用の方。
   ・デザイン・ロゴの書体は何をお使いですか?(正確に教えてください)
   ・デザインの大きさはどれくらいですか?(幅×高さ)
   ・何色ご使用ですか?
*JPEG等の画像データのみをお持ちの方
   ・デザイン・ロゴの書体は何をお使いですか?(正確に教えてください)
   ・デザインの大きさはどれくらいですか?(幅×高さ)
   ・何色ご使用ですか?
*ワープロソフト等をお使いの方。
   ・デザイン・ロゴの書体は何をお使いですか?(正確に教えてください)
   ・デザインの大きさはどれくらいですか?(幅×高さ)
   ・何色ご使用ですか?
      *ワープロソフト等で描かれたワードアートを使用されますと、
       原稿として使用出来ない場合がございます。
*手書き原稿の方
   ・鉛筆等ではなく、なるべく濃い色のペンでハッキリと、
     色の濃淡が無いように描いてください。
   ・大きさはなるべく原寸か、小さい物の場合は2〜3倍の大きさで。
   ・何色ご使用ですか?

 

〜その2:インク等材料編 〜

印刷をするには、当然ですがインクが必要になります。そのインクについてのお話です。
弊社で使っているインクには大きく分けて3タイプのインクがあります。
転写という方法もございますが、ここではシルク印刷に限定してご説明します。

1、ゴムインク(ラバーインク)
2、捺染インク
3、油性インク

以上の3タイプです。これらを組み合わせたり、使い分けたりしてプリント加工をしていきます。
使い分けの種類を簡単に分けると以下のような感じです。

1,ゴムインク・・・Tシャツ、トレーナーなどの布製品全般
2,捺染インク・・・Tシャツ、トレーナー、タオル、ゼッケン等布製品全般
3,油性インク・・・ジャンパー類、カバン、ステッカー、ペナント等


それぞれに長所、短所があります。これからその説明をしていきます。

*ゴムインク

  長所
   ・隠ぺい力がある・・・・・・濃い色の生地に明るい色をプリントできる。
   ・耐久性がある・・・・・・・退色しにくく、時間がたっても発色がきれい。
   ・立体的に仕上がる・・・インクに厚みがあるので、立体感がある。
                           *感じ方には個人差があります

  短所
   ・ゴワゴワする・・・・・・・インクがゴムのような感触で、ゴワゴワ感がある。
   ・プリント部分が暑い・・・プリント部分の通気性がなくなる為、
                 大きい柄を印刷した場合などは暑く感じることがある。

*捺染インク

 長所  
   ・プリント部が軟らかい・・・プリント部分が柔らかいので着心地が良い。
   ・プリント部が暑くない・・・ゴムインクほど通気性を失わない為、 暑く感じにくい。
   ・単価が安い・・・・・・・・・単価が安いので、プリント代を抑えられる。

 短所
   ・色あせがある・・・・・・・・年月が経ったときに色あせがある。
   ・色生地にプリント不可・・・白生地にしかプリントできない。

*油性インク

 長所
   ・撥水布(カッパ等)にプリント出来る・・・撥水布などにもプリントできる。
   ・耐久性がある・・・・インクが丈夫なので、耐久性がある。

 短所
   ・プリント部へのアイロン不可・・・プリント部へのアイロンがけが出来ない。
   ・溶剤臭い・・・・多少溶剤臭が残ります。時間とともに消えます。

以上が、インクの種類、選び方、長所・短所になります。
これらのことを踏まえながら、インク選びをしていきます。
「プリントしたいけれど、予算を抑えたい」「とにかく丈夫なものを作りたい」「ウィンドブレーカーにプリントしたい」など、お客様の要望はさまざまです。
それらのご要望に応えられるよう材料をご用意してお待ちしております。

 
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